『暑中』は、二四節気の『小暑』(ことしは7月7日~22日)と『大暑』(ことしは7月23~8月6日)を合わせた期間をさします。この『暑中』の期間に出すのが『暑中見舞い』です。
梅雨の最中はさすがに的はずれなので、梅雨があけてからだし、立春(今年は8月7日)を過ぎたら残暑見舞いにして8月末までに届くようにします。
実はこの『暑中見舞い』はかつて、暑中に親戚やお世話になった方へお盆のお供え物や夏バテを防ぐ食べ物を持参して挨拶をするという習慣だったそうです。人と人とが生身で行き交い、敬い感謝する行為だったようです。
挨拶状を送る習慣は、大正時代に簡素化されてからだそう…。
人間関係がドライになり、最近はメールでのやりとりが多くなっていますが、『暑中見舞い』という古きよき日本の習慣を見直しても良いかもしれないなぁと感じました。