雑餉隈駅すぐ近く、原田ファミリー歯科でございます。
今日は口周りの筋肉のトレーニングをご紹介します。
このトレーニングをすれば、噛む力、飲み込む力の維持・向上だけでなく、発音がはっきりする、表情が豊かになる、といった効果も期待できますよ。
その名も「パタカラ体操」!
ちょっと不思議なこの言葉、聞いたことありますか?
どういったものかといいますと…
「パパパパパ タタタタタ カカカカカ ラララララ」を3回繰り返します。
そのあと、「パタカラ パタカラ パタカラ」とまた3回繰り返します。
これだけ!簡単でしょう?
この時発音はできるだけ大きく、はっきりとするようにしましょう。慣れてきたら早口で挑戦してみてください。
これでどうしてトレーニングになるの?と思われるかもしれません。
まず、破裂音である「パ」の音は、唇をしっかりと閉じて発音しますね。唇と閉じる筋肉を鍛え、食べ物を口からこぼさないようにします。 食事中は舌が上あごにぐっとついていないと、食べ物を押し潰したり飲み込んだりできません。
「タ」の音は上あごから下あごへ舌を打ち付けているので、舌の筋肉のトレーニングになります。
「カ」の音は喉の奥に力を入れ、口と鼻の通り道を閉じることで発音できます。これが誤嚥せずに食べ物を食道に送り込む働きを鍛えます。
「ラ」の音は上の前歯の裏に丸めた舌先をつけて発音します。このトレーニングで舌がよく動くようにトレーニングされ、食べ物をごっくんと飲み込むための力を鍛えます。
このパタカラ体操はお食事前の準備運動として行うのが効果的です。
周りの方々に、特にご高齢で筋肉が昔よりも衰えてしまった方などいらっしゃいましたら、是非おすすめください。
2014.09.02