ファミリー歯科ブログ

2023.07.03

糖尿病と歯周病

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、南福岡駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。


よく聞く糖尿病という言葉ですが、
歯科では凄く密接しています。

歯周病を放っておくと、
歯を失うだけでなく、
心臓や脳の血管を詰まらせ、
心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが
3倍程度も高まることがわかっていて、
喫煙以上の健康被害があります。

なぜ、糖尿病の人は歯周病になりやすいのか?


1つは、高血糖による脱水作用で口腔内が乾きドライマウスとなり、唾液の自浄作用が低下するために、歯肉に炎症が起きやすくなることが理由として挙げられます。
2つ目は、高血糖により白血球の機能が低下して、歯周病の原因であるプラークの菌に対しての抵抗力が低下して健康な人に比べてより有害なプラークができやすく、歯周病が発症しやすくなることです。


逆に歯周病が糖尿病を発症させたり、重症化させるのは、歯周病の病巣から出る毒素や炎症物質が血液を介して全身に広がり、それがインスリンの働きを低下させ、血糖値を上げるからです。
血糖コントロールが悪くなって、感染症に弱くなると、虫歯が増えてきてもおかしくありません。

糖尿病やその予備群の人は、
口腔ケアをしっかりすることが大切。
たとえば歯周病の治療によって血糖値が下がり、糖尿病が改善する好循環も報告されています!
糖尿病の合併症を防ぐことにもつながるのです!


まずは食後の歯磨きから頑張りましょう☆

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糖尿病と歯周病