こんにちは。
博多区麦野西鉄雑餉隈駅付近にある
女医の原田ファミリー歯科です。
歯を失う原因の1位は歯周病、2位は虫歯ですが、実は3位は歯の破折です。
ちょっとした割れなら治療できますが、深い部分まで割れてしまうと修復は難しく、歯を抜かざるをえません。
歯の破折の原因の一つに、歯ぎしりや食いしばりがあります。
専門用語ではこれらを「ブラキシズム」といいます。
長年にわたる歯ぎしりや食いしばりによって、歯に常に強い力がかかり続けたことで、疲労が蓄積して起こります。
食事の時にかかる力よりもはるかに大きい力が、繰り返しぎゅっと加わることで、歯に目に見えない細かいひび(クラック)が入っていき、最終的にちょっとした拍子にパキッと割れるのです。
日中の食いしばりをできるだけ減らすように心がけましょう。人は通常、起きて安静にしている時には上下の歯の間に2~3ミリのすきまが空いています。
ところが、これがぴったりついて力がかかってしまうのが食いしばりです。
夜間の歯ぎしりがひどい場合は、歯を保護するためにマウスピースを使うことも有効です。
歯ぎしりについては、なぜ起こるのかは詳しくわかっていませんが、浅い眠りのときに起こり、深い眠りの時には起こらないことがわかっています。「ぐっすり眠る」ことは、歯の健康にも大切です。規則正しく健康的な生活を送ることや、睡眠の質を改善することも、ぜひ心がけてくださいね。