ファミリー歯科ブログ

2024.12.12

口呼吸

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

朝起きたら口の中が乾燥して喉が痛い、気づくと口呼吸をしている……そんな悩みを抱えていませんか?
じつは、口呼吸はさまざまなからだの不調や病気の原因になります。
放置せずに、きちんと正しいケアを行いましょう。

口呼吸になる原因は複数あります。
たとえば、口の周りの筋肉の低下です。
柔らかいものばかり食べていたり、会話をせず口を動かさなかったりと、普段の生活のなかで口を使う機会が減ることで、口の筋肉はどんどん低下していきます。

また、花粉症やアレルギー性鼻炎になることで、鼻が詰まり、うまく鼻呼吸ができなくなることも口呼吸が増える原因になります。

*虫歯・歯周病になりやすくなる
口呼吸を行うと、口内が空気に触れ、乾燥しやすくなります。
口の中が乾くことで、口腔内の細菌を洗い流したり増殖を抑えたりする働きのある唾液が減り、虫歯菌や歯周病菌が増殖しやすい口内環境になってしまいます。
その結果、虫歯や歯周病のリスクが増加します。


 *ドライマウスになる
口呼吸を続けていると、ドライマウスになりやすくなります。
ドライマウスとは、唾液の分泌量が少なくなり、口内の乾燥が持続している状態です。
虫歯や歯周病だけでなく、口臭や舌のひび割れ、摂食障害、味覚障害などの原因になる場合もあります。


 *風邪をひきやすくなる
鼻の粘膜は、ウイルスや細菌、アレルギー物質の侵入を防ぐフィルターの役割を持っています。
口呼吸がメインになってしまうと、鼻の粘膜のフィルターを通さずウイルスなどが直接体内に入ってしまうため、風邪をひきやすくなります。

⭐︎就寝時に口にテープを貼る
睡眠中の口呼吸の対処には、テープがおすすめです。口にテープを貼ることで寝ている間でもきちんと口を閉じ、口腔内の乾燥を抑制できます。

使用するテープはドラッグストアなどでも購入できる鼻呼吸テープがおすすめです。

 ⭐︎口周りの筋肉を鍛える
口周りの筋肉のトレーニングには、口を大きく動かす「あいうべ体操」がおすすめです。「あいうべ体操」の手順は以下のとおりです。

 

(1) 「あ~」と口を大きく開ける
(2) 「い~」と口を横に広げる
(3) 「う~」と唇を尖らせて突き出す
(4) 「べ~」と舌を出し、下に向けて伸ばす

 

他にも口周りや舌を鍛えるトレーニング機械もあります。
気になる方はスタッフまで
お尋ねください。

 

ドライマウス