ファミリー歯科ブログ

2024.07.10

誤嚥性肺炎

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、桜並木駅、JR南福岡駅付近にある、女医の原田ファミリー歯科です!

「食事中によくむせる」「食べこぼしが多い」などの症状が、

ご自身あるいはご家族に起きている人はいませんか? 

「食べる力」は、年齢とともに衰えてきます。

自覚がある場合、もしかすると嚥下障害を起こしているのかもしれません。

嚥下障害(摂食嚥下障害)とは、

口からうまく食べられない状態をいいます。

嚥下機能の低下は、窒息を起こしやすくするだけでなく、

誤嚥性肺炎という、高齢者にもっとも多いタイプの

肺炎を招く原因にもなってしまいます。

肺炎は日本人の主な死因のひとつで、高齢者にとっては、まさに命にかかわる重大な病気です。

通常、喉頭挙上筋群が喉仏を引き上げて、

喉頭蓋という弁が気管をふさぐことで、むせることなく食べ物が食道へ運ばれます。
この一連の動きが正しくできないと、「むせ」が起きてしまいます。
いったいなにが正しい動きを阻害しているのでしょうか。
その原因は、大きく分けて3つです。
1. 機能的原因
2. 心理的原因
3. 構造的原因

むせに関連する病気は「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎とは、食道へ行くはずだった水分や

食べ物がなんらかの原因で肺に入り込んでしまい、

肺に炎症が起こることです。
本来、「むせ」は肺に水分や食べ物が入らないようにするための反応です。
しかし、あまりにもむせが多かったり、

嚥下機能低下が進行することで

誤嚥するリスクは高まってしまうので注意が必要です。

以下は、むせを予防する4つの対策です。
* お口の体操をする
* むせやすい食べ物は極力避ける
* 1口で食べる量を知っておく
* 水分にはとろみをつける

また、高齢者は誤嚥性肺炎になったとしても、

これといった症状が現れないことがあります。


「発熱している」「元気がない」「いつもより食事に時間がかかっている」など、

普段と様子が違う場合は早めに医療機関へ受診しましょう。

e

誤嚥性肺炎