こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、桜並木駅、JR南福岡駅付近にある、女医の原田ファミリー歯科です!
「食事中によくむせる」「食べこぼしが多い」などの症状が、
ご自身あるいはご家族に起きている人はいませんか?
「食べる力」は、年齢とともに衰えてきます。
自覚がある場合、もしかすると嚥下障害を起こしているのかもしれません。
嚥下障害(摂食嚥下障害)とは、
口からうまく食べられない状態をいいます。
嚥下機能の低下は、窒息を起こしやすくするだけでなく、
誤嚥性肺炎という、高齢者にもっとも多いタイプの
肺炎を招く原因にもなってしまいます。
肺炎は日本人の主な死因のひとつで、高齢者にとっては、まさに命にかかわる重大な病気です。
通常、喉頭挙上筋群が喉仏を引き上げて、
喉頭蓋という弁が気管をふさぐことで、むせることなく食べ物が食道へ運ばれます。
この一連の動きが正しくできないと、「むせ」が起きてしまいます。
いったいなにが正しい動きを阻害しているのでしょうか。
その原因は、大きく分けて3つです。
1. 機能的原因
2. 心理的原因
3. 構造的原因
むせに関連する病気は「誤嚥性肺炎」です。
誤嚥性肺炎とは、食道へ行くはずだった水分や
食べ物がなんらかの原因で肺に入り込んでしまい、
肺に炎症が起こることです。
本来、「むせ」は肺に水分や食べ物が入らないようにするための反応です。
しかし、あまりにもむせが多かったり、
嚥下機能低下が進行することで
誤嚥するリスクは高まってしまうので注意が必要です。
以下は、むせを予防する4つの対策です。
* お口の体操をする
* むせやすい食べ物は極力避ける
* 1口で食べる量を知っておく
* 水分にはとろみをつける
また、高齢者は誤嚥性肺炎になったとしても、
これといった症状が現れないことがあります。
「発熱している」「元気がない」「いつもより食事に時間がかかっている」など、
普段と様子が違う場合は早めに医療機関へ受診しましょう。
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