ファミリー歯科ブログ

2024.10.20

初めての診療について

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

虫歯が痛くて初めて歯科医院に行った場合、すぐに患部を削って銀歯やセラミックなどの詰め物や被せ物をする治療が行われるのが一般的です。

しかし、長い目で見た場合、すぐに治療することは推奨できません。
もちろん虫歯があれば、まず痛みを取って虫歯が進行しないようにするための応急処置は必要です。

しかし、詰め物や被せ物をするなどの本格的な治療をして歯を長持ちさせるためには、口の中が清潔で、歯肉が健康な状態である必要があります。

例えば、歯周病で歯茎がブヨブヨしていたり、歯茎から血が出たりするような状態では、銀歯やセラミックなどの正確な型を取ることはできません。
そのため当院では、初診時に応急処置を行った上で、口腔内の写真撮影、口全体のレントゲン撮影、虫歯と歯周病の検査をして、歯と口の中の状態を確認します。

また、口の中をきれいにするため、歯石の除去を行い、さらに患者さん自身が歯磨きなど口腔内のケアを正しくできるように指導します。

口の中を清潔に保つには、患者さん自身によるケアが欠かせないためです。
一定期間、患者さんにきちんと歯磨きをしてもらい、口の中の状態が改善し、歯茎の炎症が治まるのを待って、それから本格的な虫歯の治療を開始します。

口腔内環境がきれいではない状態で虫歯治療をすると、せっかく治しても再び虫歯になってしまう可能性があります。
健康な歯を長く維持するためには、すぐに治療するのではなく、なぜ虫歯や歯周病になったのかを考え、個々の患者さんの環境に合わせた治療とメンテナンスが大切です⭐︎

 

初めての診療について

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