ファミリー歯科ブログ

2024.09.17更新

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

前回のつづきです⭐︎

口から体内に入り込もうとする菌や

ウイルスから守ってくれます。

これが唾液の抗菌作用です。

口腔内の雑菌や外部から口の中に入ってくる病原菌を防いでくれるほか、たとえば生物を食べても簡単に菌に感染したりしないことも唾液の抗菌作用が影響しています。


加齢によって唾液が減少するということは、それだけ病気にも感染しやすくなるこということです。

そして、唾液の減少は食べ物を食べることにも影響します。

口の中に入った食べ物は歯や口輪筋、頬筋などを使って粉砕され、唾液と混ざって飲み込みやすい状態の食塊(しょっかい)が形成されます。これが咀嚼です。

そこから咽頭、食道、胃へと送り込まれる、この一連の動きを嚥下といいます。

口腔内の粘膜を潤し、守ってくれるのも湿潤作用によるものです。

唾液の減少によって口腔内の粘膜が乾いた状態になり、固いものなどを食べると口の中が傷ついてしまうこともあります。


加齢による唾液の減少を止めることは難しいですが、

分泌量を増やす方法はあります。

1つが唾液腺のマッサージで、誤嚥性肺炎予防のためなどに介護現場でもよく行われるものです。

唾液が分泌される3つの唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)をマッサージします。

また、唾液の分泌は自律神経の影響を受けやすく、

ストレスが溜まるなどして交感神経優位になると、

ネバネバした粘液性の唾液が増え、

分泌量が減って口の中が乾いてしまいます。

一方、リラックスしているときなどは副交感神経優位になり、サラサラとした漿液(しょうえき)性の唾液が増えて口の中も潤います。

つまり唾液の分泌量を増やしてお口の環境をよくするためには、メンタルヘルスも大切だということです。

唾液が出にくいことは虫歯にも繋がります。

唾液が出にくくなった方はスタッフに

お伝えください⭐︎

唾液腺マッサージの方法お伝えします!

 

e

 

唾液

 

 

投稿者: 原田ファミリー歯科

2024.09.10更新

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅、桜並木駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

60代の患者さんのなかには、
虫歯の治療をしたにもかかわらず、
次の定期検診でもう新しい虫歯ができているという方がいます。
このように年齢を重ねてから虫歯のリスクが高くなる原因の1つが、加齢によって唾液が減少することです。

実際、入れ歯などを使用している高齢者の方であっても、唾液量が多い方は口の中がきれいな傾向があります。
一方、唾液量が少ない方は虫歯だけでなく、汚れの溜まり具合などに差があり、唾液の力を感じます。

更年期障害の症状として起こることもあります。
また、閉経後にも多く見られるため、
特に60代の女性の患者さんは口の中が乾燥していることが非常に多いです。

唾液には、自浄作用、緩衝作用、再石灰化作用、抗菌作用、湿潤作用、消化作用など6つもの働きがあります。
このうち、虫歯の発生に影響するのが自浄作用、緩衝作用、再石灰化作用です。
自浄作用は口の中の食べカスなどを洗い流す作用で、虫歯だけでなく、歯周病、口臭の予防にも寄与しています。
また、通常中性に保たれていた口腔内は食後、酸性に傾きます。
中性のときはpH7だった酸性度がpH5より下回ると酸性になり、歯の表面からリンやカルシウムが溶け出し、虫歯になりやすい状態となります。
このpHを中性に保ってくれるのが、唾液の緩衝作用です。

唾液の自浄作用、緩衝作用、再石灰化作用によって虫歯から守られていたのが、唾液の減少によってその働きも弱まってしまうというわけです。虫歯だけでなく、自浄作用で守られていた歯周病や口臭のリスクも高まります。

 

つづく。

e

唾液

 

 

投稿者: 原田ファミリー歯科

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