唾液2

こんにちは。
博多区麦野、西鉄雑餉隈駅付近にある女医の原田ファミリー歯科です。

前回のつづきです⭐︎

口から体内に入り込もうとする菌や

ウイルスから守ってくれます。

これが唾液の抗菌作用です。

口腔内の雑菌や外部から口の中に入ってくる病原菌を防いでくれるほか、たとえば生物を食べても簡単に菌に感染したりしないことも唾液の抗菌作用が影響しています。


加齢によって唾液が減少するということは、それだけ病気にも感染しやすくなるこということです。

そして、唾液の減少は食べ物を食べることにも影響します。

口の中に入った食べ物は歯や口輪筋、頬筋などを使って粉砕され、唾液と混ざって飲み込みやすい状態の食塊(しょっかい)が形成されます。これが咀嚼です。

そこから咽頭、食道、胃へと送り込まれる、この一連の動きを嚥下といいます。

口腔内の粘膜を潤し、守ってくれるのも湿潤作用によるものです。

唾液の減少によって口腔内の粘膜が乾いた状態になり、固いものなどを食べると口の中が傷ついてしまうこともあります。


加齢による唾液の減少を止めることは難しいですが、

分泌量を増やす方法はあります。

1つが唾液腺のマッサージで、誤嚥性肺炎予防のためなどに介護現場でもよく行われるものです。

唾液が分泌される3つの唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)をマッサージします。

また、唾液の分泌は自律神経の影響を受けやすく、

ストレスが溜まるなどして交感神経優位になると、

ネバネバした粘液性の唾液が増え、

分泌量が減って口の中が乾いてしまいます。

一方、リラックスしているときなどは副交感神経優位になり、サラサラとした漿液(しょうえき)性の唾液が増えて口の中も潤います。

つまり唾液の分泌量を増やしてお口の環境をよくするためには、メンタルヘルスも大切だということです。

唾液が出にくいことは虫歯にも繋がります。

唾液が出にくくなった方はスタッフに

お伝えください⭐︎

唾液腺マッサージの方法お伝えします!

 

e